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■医蹟マップが面白い!
 今年4月、福岡市で第26回日本医学会総会が開催された。医学系の97
 分科会(内科学会など)も前後に開催され、福岡ドーム他では市民向けの
 公開展示に計25万人が来場する盛況ぶりだった(主催者発表数)。

 筆者は偶然、この医学会総会の公開展示の公式ガイドブック及びガイドマ
 ップの編纂を担当することとなり、その課程で日本医史学会が「福岡医蹟
 マップ」を完成させたことを知った。

 総会そのものは4年に1回開催され、今回はちょうど100年目。同じく
 地元の九州大学医学部も前身の福岡医科大学時代を含めて100年目であ
 ることから記念写真集と前後して刊行されたが、これが体裁といい内容の
 充実度といい、よく練られた秀逸なマップに仕上がっている。
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 A4判の外枠に納められたマップは2種。福岡(筑前)地区版と北九州&
 筑後版に分けられ、医学の発展に貢献した人物の記念碑や資料館、生家な
 どを数多くの写真や図絵、年表をバランス良く加えてある。拡げるとA1
 サイズとなり、これなら授業に使っても良し、パネルに入れれば立派な額
 になる。

 この地区は日本の近代医学発展に功績を残した人物を数多く輩出しており、
 改めて全容を知るには恰好の資料だ。貝原益軒、中山玄亨、緒方春朔、内
 海蘭渓、百武萬里など江戸期より蘭学が栄えたことを反映して、日本初と
 なる医績も数多い。日本最初のこども病院を開いた津田廓堂などに加え、
 森鴎外など一般に著名な人物の痕跡も掲載され、見ていて飽きない。

 中でも幕末期の「博多の医師の町」地図は、太閤豊臣秀吉の時代に町割り
 が行われ、商都・自治都市として栄えた博多の町の往時も偲ばれ、惹かれ
 る。新聞記事や写真、そして現代見ることができる石碑や銅像の位置を確
 認して、すぐにでも出掛けたくなる出来映えだ。

 残念ながらネット上では閲覧ができないが、6月29日まで福岡市博物館
 にて開催されている「人体の不思議展」会場では、これらマップに加えて
 実際の医学資料などと併せて観ることができる。また、博物館内の書店で
 無料配布(5月20日現在)されていた。

 ※メルマガ中で「医績マップ」と紹介しておりましたが、「医蹟マップ」が正解です。失礼しました。


 近いうちに、編纂を手がけた方々へ詳しいお話を聞きにいく予定なので、
 後日談をお楽しみに。                 Write: 益田
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